大屋根の家

吉岡町にあるご実家の農地を受け継いで、新たな住まいを建てることになった今回のお宅。大きな土地を分筆し、北側を宅地、南側は家庭菜園に・・・という計画で家づくりがスタートしました。

一見平屋のように見える「大屋根の家」では、LDK・水周り・主寝室などの生活スペースが1階に集約されています。勾配屋根の頂部が2階になっていて、そこはお子様達のための空間に。将来ご夫妻2人の生活になった時は、ワンフロアで快適に暮らすことができます。

玄関からユーテリティースペースへと続く土間収納。家族はここで靴や上着を脱いでから、洗面所で手を洗い、リビングへ。お客様の動線と家族の動線を分けることで、玄関をキレイに保つことができます。畑仕事から泥だらけで帰ってきても安心なのです。

勾配天井を生かした大空間が広がるリビングダイニング。南面に大きくとった開口を開ければ、深い軒に守られたウッドデッキ。目の前には家庭菜園が広がります。 リビング階段を上れば、2人のお子様がゆったりと使えるカウンターを配したフリースペース。吹抜けを介して上下階が繋がり、どこにいても家族の気配が感じられます。お子様が自分の部屋に閉じこもらないように、という奥様の思いから個室を最小限にし、オープンな共有空間を設けました。

夏の日射を遮り、冬の日射を取り入れることができる南下がりの片流れ屋根には、太陽光発電も設置。自然エネルギーを生かした環境にも優しい住まいとなりました。土と親しみながらおおらかに暮らす4人家族を、のびやかな大屋根が包み込んでくれることでしょう。

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基本データ
延床面積 120.89m2 ≒(36.5坪)
構造 木造在来工法(構造材:県産材 かぶら杉)
仕様 外壁 シラスそとん壁+ウエスタンレッドシダー縦貼
屋根 ガルバリウム鋼板
レッドパイン無垢材 t=20mm
壁・天井 ・ルナファーザー+リボスデュプロン
・一部 レッドパイン無垢材・シナ合板市松貼り
次世代省エネルギー基準対応住宅