Casablanca
高崎市下和田町の分譲地の一角に建てられた今回のお宅。市街地に調和する、継ぎ目のないシルバーのガルバリウムで統一したクールな外観。道路からの視線を遮る米杉の縦格子が、無機質な金属の印象を和らげてくれます。
エントランスから機能性を重視したユーテリティースペースを通り抜けると、大きな開口が印象的なリビングダイニングへ。お2人のご希望は、白を基調にした生活感を感じさせない空間。シンプルを追求した結果、選んだのは新商品サッシ「SAMOS H」。極限までフレームを細くすることで窓の存在を消し、開放感だけを演出してくれます。
29坪と限られた空間に広がりを与える、高い吹抜けと最小限に間仕切りを抑えた間取り。階段と渡り廊下が吹抜けをぐるりと囲み、シャープなデザインの手摺が大空間を引き締めます。
この家のオーナーは旅行と読書が趣味という好奇心旺盛なご夫妻。家作りにも明確なイメージを持っていて、収納や飾り棚など細部に至るまで打ち合わせを重ね、拘りとアイデアの詰まった住まいが完成しました。 当初からご夫妻共通のインテリアのイメージは白。なんでもお2人の出会いの地は海外旅行先のモロッコだったとのこと。「白い家」を意味する「Casablanka」というモロッコの都市にちなんで、名前をつけさせて頂きました。
これからは息子さんも一緒に、多くの場所を巡り、旅の思い出が家にあふれていくのでしょうか。白いキャンバスのようなこの住まいに、家族の時間を塗り重ねていって頂ければと思います。
基本データ(住宅エコポイント対象住宅) |
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延床面積 | 95.90m2 ≒ 29坪 | |
構造 | 木造在来工法(構造材に群馬県産かぶら杉) | |
仕様 | 外壁 | ガルバリウム鋼板・一部レッドシダー(不燃処理)縦貼り |
サッシ | 高断熱アルミ+樹脂サッシ SAMOS H(LIXIL) | |
床 | カリックス産レッドパイン | |
壁・天井 | ルナファーザー+リボスデュブロン |