Casa Black ──黒の家──

ブラックガルバ + 米 杉 2Fまでぶち抜きのクールな玄関
打ちっ放しのコンクリートにタイルでアクセント。米杉と木のドアーでクールな中にも温もりをプラス 渡り廊下のように配置した2Fと吹き抜けがクールでしょう? 「渡り廊下」から階段を望む シンプル&ナチュラル
親と子のコミュニケーションが図れるようにまた、子供室外に子供用の収納棚を設けました。 ベッドルームのペンダントライト 南面の壁下地にタイベックⓇシルバーを貼っています。透湿・防水機能に遮熱効果を付加した下地材で、明るい採光を得ながら室内外の遮熱を保ちます。 対面カウンター式シンクで洗い物をしながらでも家族とのコミュニケーションを。 和室壁にかかるパネルヒーターは冬にご覧になると即採用したくなる逸品です。温水循環なので、お年寄りや小さい子供がいても安心です。 ご両親やお友達が遊びに来られたり、、、そんな時も、くつろいでいただきながらお食事やお茶の支度を。 奥の扉の先はウォークインクローゼット……というか、ウォークイン押し入れ!? 右側のタオル掛けも温水循環のヒーターですので、入浴中はタオルを暖めながら暖房、そして拭いたら今度はタオルドライヤーとして冬の間じゅう大活躍。 トイレにはバリアフリーのドアーをつけました。

外構工事ができていました(2009)

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長瀞線沿いにあるこの家の外装はブラック・ガルバ。 「強キャラ」と思われるだろうが、意外と周囲の町並みにしっくりと溶け込んでいる。 落ち着いて、シックにさえ感じられる。

「黒」は、施主の最初から持っていたイメージ。 だからといって、決して「目立ちたがり」ではない。 むしろ自分自身の世界を(ライフスタイルを)大切に生きている。 エンジニアである施主が(自分のために)使える時間は僅かなもの。 それでも(30半ばに近い今も)趣味である自転車競技──それもロードとオフロードの両方──への情熱は衰えていない。 音楽もアナログ派だし、新居に運ばれた家具にも(施主ご夫婦の)感度の高さが伺える。

「ばうはうすの家」は、「男好み……」などといわれることもあるが、男の居場所を確保しておくことが・・・家族円満のヒケツかも知れない。 少なくとも、外に居場所を求めなくなる。 ……ご夫婦は、「結婚」まだ2ケ月のナイスカップルである。

何故か「黒い家」に縁があって(ボクが好きなのかも知れない?)、自宅が「黒」だし、初めて設計した渋川の家も「黒」……しかも20年以上前に片流れの屋根だった。 エーンド・・・ばうはうすとしての一棟目「倉賀野の家」も黒。 エーンド+エーンド、我がアトリエも黒ときてる。

【建材情報】

南面の壁下地にタイベックシルバーを貼っています。 従来の透湿・防水機能に遮熱効果を付加した製品。 コスト的に普及度はまだ低いのですが、これからの「環境の時代」には必須アイテムになる予感。

スケッチ
基本データ
延床面積 126.69㎡ ≒ 38坪
構造 木造枠組工法(2×4工法)
仕様 外壁 ガルバリウム鋼板
カリックス産 レッドパイン
ルナファーザー+リボスデュブロン
天井 ルナファーザー+リボスデュブロン