Petit Box Yachiyo ──在来工法(木造軸組構法)による25坪の平屋

白州そとん壁+レッドシダー(欧州赤松)建設中には、道ゆく人に「何のお店ができるんですか?」とよく質問されました。 南東への広い開口部 リビングから続くフルオープンなウッドデッキ ちょっと……お菓子をつまみ食い ダイニングテーブルにはルイスポールセンHP5PLUS そして、ボールクロックでばうはうす×ミッドセンチュリー ばう流遊び感覚のある和室も調和 明るい床の間は落ち着くプレイングスペースになってます? 寝室兼用の和室から続くリビングが25坪の中にも「広く住まう工夫」を 家族みんなの収納棚「上の方も気になるぅ……」 お兄ちゃんのお部屋「ボクもランドセルほしいなぁ」ちょっと拝借 ボクの部屋は青のウニッコ。今のところプレイルームですけど。 リビングから駆け出せるウッドデッキ。この開放感はちょっと格別です。 この家のちょうど1年目の夏の日「僕達の家」 オリーブの木をくぐり水遊び。所狭しと駆け回るリビングも……ウッドデッキも……ゆったり時が過ぎゆきオリーブもそのうちたくさんの実をつけるのでしょう。。。

椅子談義から始まった住まいづくり。

家って《くうねるところ+ほんの少しのさむしんぐ》って書いたことがありますが、建主さんにとっての大切な《something》は、白いアントチェアにルイスポールセンのペンダントライト、ネルソンのボールクロック、マリメッコのファブリック……なのかもしれません。

それは……モノへの「こだわり」と言う訳ではなく、むしろ自分たちのライフスタイルをスタイリッシュに、かたくなに、実現しようとの「こだわり」なのでしょう。 必要最小限の小さな空間に、自分たちの本当に好きなモノだけを置いた……シンプルでモダンな住空間。

25坪の小さな平屋建て……2年目の秋を迎えます。


気持ちのいい季節には、デッキに続く2間フルオープンのサッシを開け放って……外部のデッキへの視線の広がりを確保しています。 居間に続く遊び感覚のある和室は、そのまま寝室として使用。小さな家を、広く感じていただけていますか?

小さな家は省資源であり、省コストであり、省エネルギーであり、当然、ランニングコストも抑えられる。 環境負荷を低減するためにも、低成長の時代を生き抜くためにも、そしてコドモが巣立ち夫婦で老後を迎える愉しみとして……ひとつの住宅のあり方を示していると考えます。

2006年夏に竣工した、ばうはうすの平屋。竣工から約1年経ってから、写真を撮らせていただきに伺いました。

パース
基本データ
延床面積 77.01㎡ ≒ 23.3坪
構造 木造在来工法
仕様 外壁 白州そとん壁・杉板縦貼り
杉無垢材
ルナファーザー+デュブロン