たとえばイームズのように

玄関 外感 ダイニング ダイニング リビング ダイニング 階上 フリー書斎 2階 寝室 キッチン書斎 リビングからダイニング

ある日、PTクルーザーに乗って、事務所を訪れたご夫婦。 2度目にお会いしたのは、それから1年も後のこと。 いきなり「家を建てるので、お願いします。外壁はガルバリウム鋼板で……」

物静かな印象からは、伺えぬほどに個性的なK氏とのコラボレーションが始まった日でした。

南面の光の庭に降りていく階段が、ダイニングキッチンとリビングを曖昧に分けている。 その階段をコアにして、家の中を回遊できる。 この家には閉ざされた部屋というものが無く、どこかで、必ず外部に開かれている。 開放的なプランとシンプルなインテリアが、より表情豊かな空間を演出している。

例えばイームズのように、無駄なモノを徹底的に排除し、機能を追求していくことによって生まれる結果としての美しさ……住宅にも、あるのかもしれません。

チャールズ・イームズは1907年ミズーリ生まれ。レイ・イームズは1912年サクラメント生まれ。レイ・チャールズとは別人です。